遊びたがりの休みたがり(パケデザインが可愛いお菓子や漫画紹介)

本とかお菓子とか雑貨など、「ふ~ん」となるものを紹介したいです( ´ ヮ`*)本とかはオチのネタバレをしないです…なにか面白いことを探すお手伝いをします!そんなブログです。

「必ず幸せにするよ 君が大きくなったら結婚しよう 『ぼくもオスですけど』」恋するシロクマ*1巻

 

アザラシを捕食するシロクマは天敵。しかしアザラシはシロクマにばったり出会ってします。

シロクマはアザラシの白いボディにひとめぼれ。アザラシはガタガタ震えます。

シロクマはあれやこれやとアザラシに話しかけ、仲良くなれるように努力します。

「あの時…君を見た瞬間目が離せなくなったんだ」

しかしアザラシは捕食される側。恐怖にからだが震えます。

「弱肉強食のこの世界で 君たちから見たら 僕たちは圧倒的弱者です

 そんな僕の恐怖と苦痛が 君にわかるんですか」

シロクマはそっと視線を落とし、「わかるよ」とつぶやきます…

シロクマはひとりぼっちでした。

母は双子の兄だけを愛し、シロクマをおいてけぼりにしていきます。

ひとりでとても寂しかった彼に、たまたま通りかかったシロクマの母子が助けてくれました。

毎日がとても楽しく、三匹はずっと一緒にいられると思いました。

本当は母子には一匹の弟がいて、病気で亡くなってしまったと聞かされるシロクマ。

シロクマは自分が弟のかわりでしかないと思っていたが、ありあまる幸せがあった。

だけどあるとき、シロクマが大きなオスの熊に襲われ、ふたりが助けてくれた。

「そのとき初めて

 自分は愛されている…代わりじゃないってことを知ったよ」

母でも敵わないくらい強いオスで、兄は連れていかれてしまった。

母も怪我のため3日後にしんでしまった。

アザラシはかける言葉がみつからない。

だからアザラシを守ろうと抱き締めるシロクマ。しかしアザラシも恐怖で震えてしまう。

「アザラシは知らなかった

 自分が震えにおいて天才的センスを持っていることを

 そしてこの瞬間 他の追随を許さないほど高速の震えは

 シロクマにはもはや止まって見えた」

 

ギャグ…なのに弱肉強食な漫画です。

 

著者:ころも

出版社:KADOKAWAメディアファクトリー

ISBN:9784040678924