「彼女の細胞ひとつひとつにまで染み込ませたい」失恋ショコラティエ＊1巻

ドラマ化もした作品。実写主人公は松潤（めさかこいい）、サエコさんは石原さとみ（可愛さバクハツ）のチョコレートのようなどろどろな作品でした。

あらすじ

チョコレート好きのサエコさんにベタぼれの爽太は製菓学校の卒業試験を終え、チョコレート作りの練習を行っていた。

2月13日のバレンタイン前日に会うサエコさんに渡すチョコレートの試作品を作っていたのだ。

完成したチョコを当日渡すが、サエコさんは困り顔。なんと元カレとよりを戻していたのだった。

傷心の爽太は単身パリへ。フランス語もできず紹介状もない爽太。

だが、たまたまガラス越しに見えた、新入りが行っていたテンパリング（※チョコレートを溶かす繊細な作業）の粗を指摘し、実力を試されて雇われることになった。

5年後、ショコラティエとなり日本に戻ってきた爽太。テレビに出演するなど実力をつけていたが…サエコさんは婚約していた！

通常の少女漫画は本命とくっつくための経過を楽しむものですが、こちらはゲームオーバー状態からのスタート。しかしどろどろのチョコレートのようにサエコさんにべたぼれな爽太。いやもうどうする？ってくらいせつなく、苦しく、大人ってこんなゲームオーバースタートもあるんだよ。と教えてくれます。それでも明るく諦めない爽太がすごいです。そうです。諦めないんです。

失恋ショコラティエ 1 (フラワーコミックスアルファ)

著者：水城せとな

発行所：株式会社小学館

ISBN：9784091322609